【2021】GPUクラウドを比較!最適なサービスの選び方とは?

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GPUクラウドの比較

GPUをネットワーク経由で利用できるGPUクラウドは、オンプレミスよりも優れたメリットが目立ちます。そのため、導入を進めている企業や団体は増加傾向にあります。

ただ、GPUクラウドが優れているとはいってもさまざまなサービスがあるため、一つを選び切るのが難しいところでもあります。今回は、GPUクラウドを自社にあった形で選ぶためのポイントについて紹介します。

GPUクラウド運用のメリット

GPUクラウド運用のメリット

まずは、GPUクラウドを導入することによって、どんなメリットがあるのかについて確認しておきましょう。

コストパフォーマンスが高い

GPUクラウドの最大のメリットは、そのコストパフォーマンスにあります。通常のオンプレミスによるGPUの導入の場合、GPUおよびサーバーを直接購入して設置する必要があり、そのコストは非常に大きいものです。

ハードウェアの購入はとにかく初期費用がかかるため、安易に導入ができないことはもちろん、買い替えにもコストがかかります。GPUの性能は年々向上しているため、定期的に最新のモデルに買い換えたいところですが、買い換えて採算が取れる環境を構築するのは至難の技です。

一方、GPUクラウドでGPUのリソースを確保すれば、月額料金などの定額制で最新のGPUを利用できるようになります。買い替えの必要はなく、ベンダー側で定期的にGPUのアップデートも行ってくれるため、ほぼ定額で利用し続けられるのが魅力です。

手軽に導入できる

クラウドの場合はインターネット経由でGPUを利用することになるため、大きなサーバーを会社に設置する必要はありません。クラウドでのGPU利用はライセンス契約を結ぶだけで始められるため、契約後すぐに豊富なGPUリソースを確保することも可能です。

従来のオンプレミスの場合、GPUを購入した後は会社に届くまで待つ必要があり、届いた後も設置作業が発生するため、気軽に利用できるものではありませんでした。また、サーバーの設置には専用のスペースも設ける必要があり、物理的な負荷も大きかったのが難点でもありました。

消費電力や熱を気にしなくて良い

GPUサーバーを実際に設置するとなると、もう一つ気がかりなのが電力消費や排熱といった問題です。サーバーの運用には相応の消費電力が発生するため、設置台数が増えれば増えるほど電気代もかかり、そのコストは無視できません。

また、サーバーはただ電力を食うだけでなく、排熱によって室温を上昇させ、オーバーヒートによる故障や動作不良の原因を自ら生み出します。

こういった事態を回避するためにも、冷却ファンの設置や冷房などの導入が求められますが、これらの運用には設置費用と電気代がかかります。サーバー本体の購入に初期費用がかかるだけでなく、それをスムーズに運用するための維持費が発生するということです。

一方、GPUクラウドの場合は、会社にサーバーを設置する必要がないので、これらのコストは一切発生しなくなります。ライセンス料金に光熱費や維持管理のための設備費用が込みになっているため、コストパフォーマンスのさらなる向上に役立ってくれるはずです。

BCP対策になる

GPUクラウドの導入によって、万が一の災害発生時にも事業継続に役立ってくれます。いわゆる「BCP対策」と呼ばれるものですが、GPUを会社のサーバーに依存させず、別の地域に設置してあるものを利用することで、事業へのダメージを最小限に留められます。

GPUクラウドのサーバーはバックアップ体制も整っているため、ベンダーが被害を被った場合も安心してサーバーを利用し続けられることが特徴です。

日本は地震や津波、台風など、自然災害が多く発生する地域です。こういったリスクを最小限に抑えるためにも、GPUクラウドの導入は大切というわけです。

GPUクラウドの選び方

GPUクラウドの選び方

このように、GPUクラウドはさまざまなメリットを有していますが、次に問題となるのがサービスの選び方です。ここでは、GPUクラウドを選ぶ際の指標についてポイントを紹介します。

スペックで選ぶ

一つ目のポイントは、単純なGPUのスペックです。GPUの性能は提供しているサービスやプランによってさまざまですが、GPUクラウドの料金プランを見てみると、各社で異なるGPUを提供していることがわかります。

すでに目的や使いたいGPUが決まっている場合には、スペックを参考にしながらクラウドサービスを選ぶことをおすすめします。

また、目的に応じて選ぶべきGPUも変わってくるため、この点についても一考の余地はあります。例えば、NVIDIAが提供するGeForceモデルのGPUはAIとの相性が良く、ハイエンドなパフォーマンスを求めている場合には最適です。

一方のAMDのRadeonなどのGPUは、映像の描写力に優れており、安価なモニターでも美麗な映像を出力できるため、映像関係者にはありがたいGPUとなっています。

GPUの使い方は人によってさまざまであるため、この辺りのスペックや特徴を参考にした選び方は大きな指標となってくれるはずです。

価格で選ぶ

GPUクラウドを選ぶ上でもう一つ大きな指標となるのが価格です。GPUクラウドはオンプレミスに比べてコストパフォーマンスに優れていますが、どの事業者のサービスを利用するかによって、コストパフォーマンスの良し悪しは大きく異なります。

基本的に、高い性能のGPUを導入しているサービスやプランほど価格も高価になり、その逆もまた然りです。とにかく安くリソースを手早く確保したい場合には安いプランのものを、ハイエンド環境を求めるのであればスペックを重視し、価格は後回しということでも問題ないでしょう。

料金についても、1時間単位で利用ができるもの、月額や年間で利用ができるものなど、ベンダーやプランによって用意しているものはさまざまです。各社のプランやスペックを見比べながら、最適な価格のものを選び、コストパフォーマンスを最大化しましょう。

対応リージョンで選ぶ

GPUクラウドはグローバルなサービスであるため、サーバー本体は世界中に点在しています。そして、サービスの提供も地域ごとに内容がバラバラであるため、必ずしも同一のサービスを世界中のどこからでも利用できるとは限りません。

中には欧米にしか対応しておらず、日本では利用できないものや、逆に日本でしか利用ができないケースもあり得ます。お得なサービスを見つけたとしても、まずはリージョンが職場に対応しているかどうかを確認しましょう。

特に、海外と日本の両方に拠点を持ち、両方で同一のサービスを使いたい場合には、両地域に対応しているクラウドを選ぶ必要があります。あらかじめ確認しておきましょう。

主要なGPUクラウドを比較

主要なGPUクラウドを比較

ここで、主なGPUクラウドがどのようなサービスを展開しているのかについて、それぞれの特徴とともに確認しておきましょう。

AWS

Amazon Web Service、通称AWSは、BtoB向けのクラウドサービスを数多く提供しています。GPUサーバーの提供ももちろん行っており、NVIDIAのV100を搭載したサーバーで、ユーザーのニーズへ確実に応えてくれます。

AIに最適化されたTensor Coreを搭載しているので、機械学習やディープラーニングを行いたい際には最適のシステムです。

料金は一時間あたり0.9ドル程度から利用ができ、必要に応じてスペックも強化できるため、柔軟性に優れるサービスです。

Azure

Microsoftが提供するAzureも、AWS同様NVIDIA製品を利用したGPUクラウドの提供を行っています。価格についてもAWSとほぼ同じ料金設定となっていますが、契約年数に応じて時間あたりの料金は安価になるため、長期の運用を検討している場合にはより安価に利用することができるでしょう。

さらに安価に利用したい場合には、スポット契約という選択肢もあります。未使用のリソースを買い取るという手法で、うまく成立すれば通常の半額近い料金での利用も可能です。

ただ、スポット契約は安定して行えるとは限らず、短期間での契約に限定されているケースもあります。時と場合に応じて選ぶようにすると良いでしょう。

GCP

GCPは、Googleが提供するクラウドサービスの一つで、近年注目を集めています。GCPの特徴は、なんといっても、他のGoogleサービスとの連携能力に優れている点が挙げられます。

Google MapやGoogleフォトなど、これらのサービスのデータ活用をスムーズに行いたい場合は、GCPの利用は効果的な選択肢です。データ分析や機械学習を円滑に行いたい場合、活躍が期待できるサービスです。

GPUはNVIDIAのTesla V100を導入しており、ハイエンド環境を求めている場合にも最適です。

M:CPPのGPUクラウドを活用しよう

MCPP

上記のようなポピュラーなクラウドサービスはスペックや信頼性においては段違いのパフォーマンスを発揮していますが、さらなるコストパフォーマンスを追求したい場合には、当社Morgenrotが提供する「M:CPP」のGPUクラウドがおすすめです。

M:CPPでは、大手クラウドサービスよりもはるかに安価な料金でのGPU提供を行っており、最大で大手クラウドの半額程度の料金で利用することも可能です。GPUはAMD社製のモデルを利用しており、カスタマイズ性にも優れているため、映像処理からディープラーニングまで、幅広い用途に利用いただけます。

よりリーズナブルで、ハイエンドな環境を求めている場合には、お気軽にご相談ください。

まとめ

GPUクラウドは会社によって提供しているサービスは異なるものの、それぞれのサービスで強みとしている特徴も異なるものです。

料金やスペック、使用用途の相性まで、確認したいポイントもさまざまです。自社にあったGPUの特徴を把握し、最適なクラウド環境を構築しましょう。

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